年末からの米国経済の落ち込みから一気に就職氷河期へと突入している昨今ですが、
就職も結構厳しい状況でしょう。
10年程前までは、経済もそこそこでIT関連も立ち上げ期でしたので問題はなかったの
ですが、近年はソフトウェア開発も海外の安い人材を活用する時代となってきました。
昔の学生と違って今の理系の学生は真剣に勉強していないと、企業に採用してもらえ
ないという世の中になって来ています。

大学生でも、新社会人でも同様ですが、目的意識を持って将来像を描いて日々の
仕事や活動を行っているのと、そうでなく日々を流されて生きていくのでは後半の
人生で大きな開きが生じます。

ソフトウェア産業で、ある程度先頭で仕事をできる能力を維持するには、日々の
学習癖がないと、まず不可能です。

スポーツの世界では、アスリートと呼ばれる人々が存在しますが、ソフトウェア
産業界やその他の業界でも、その業界内でアスリートと呼んでもおかしくない
人材が多数存在します。

やはり、一流の人の共通点は「日々の努力」です。

ソフトウェア業界で生き残る場合の最低限のポイントを書いておきます。

1) 入社した会社内で、自分の将来なりたい先輩を見つけて
  アドバイスを受けること。

  下記の人材は手本にしない事:
 優秀な先輩でも、自分はできるが、第3者に教えることができない
   先輩がいます。

2) ソフトウェア開発の全工程を経験できる部署を希望すること。
  なるべく、開発工程の全工程を経験できる部署を希望しそこで
  ソフトウェア開発の全工程を経験すること。

  将来、プログラマからシステムエンジニアコンサルタントなどへ
  ステップアップするためには、この全工程で行われる作業を把握する
  必要があります。
  それと、全工程を経験することにより、自分自身でどの工程での作業
  が自分の能力を生かせるか?また逆に生かせないか?がわかります。

3) 自己投資を惜しまずに、専門の書籍を読み理解すること。
  ソフトウェア業界はでは、自分の保有する技術以外の開発をする場合が
  数多くあります。未経験分野のソフトウェアを開発するためには、可能
  な限り予習を行い、そのストックを増やしておくことが重要です。

  同じ条件で、大勢で開発を行う場合は、その知識で開発のリーダを実施
  することができるようになります。
  また、技術書の読解は、仕様書の読解や仕様書などのドキュメントの
  作成でも生かせます。

4) ステップアップの段階を考えて業務を実施すること
  入社1年目は、職場環境や業務に慣れること。
  入社2年目から3年目まで、その業務の改善点などを
         把握し、改善、提案を実施すること。
  入社3年目から5年目まで、チームリーダとなって
       数名をまとめて、開発計画や工程管理、品質管理の
       実践を当して基礎知識習得と自分のスタイルを確立
       すること。
  入社5年目以後から自分の将来像を再計画すること。
      自分の特性を理解し、その特性にあわせたソフトウェアの
      業務を行う部署を探すこと。